寝る前にクラシック音楽を聴くとリラックスできる。という情報は本当か?

こんばんは、禄太です!
僕は幼い頃からピアノをやっていました。
今はもう長いこと弾いていないのですが、昔は母に厳しく指導を受けたものです(>_<)

「クラシック音楽にはリラックス効果がある」

というお話を聞かれたこともあると思いますが、全て人にあてはまるわけではありません。

それでは、どういった音楽に効果があるのか、今日はみていきたいと思います。

この記事では、クラシック音楽(モーツァルトなど)を聞くとリラックスできる。そのため、寝つきやすくなる。などの、情報をいったん疑ってみることを目的にしています。

目次

モーツアルトを聴くと眠れるという情報が正しいか?!

早速ですが、

「モーツアルトを眠れない夜に聴くと、リラックスできて眠れるようになる」

という話を、どこかで聞いたことがある方もいるかもしれません。
ネットやテレビを中心に、色々なメディアでモーツアルトの音楽は睡眠の導入に最適であるという情報を耳にします。
この話は、一方で正しく一方で間違いであるように思います。

その理由は、

必ずしもみんながモーツアルトを聴けば眠れるようになるわけではないからです。

モーツアルトの音楽は素敵です。

私の母も、モーツアルトが大好きでした。
朝は、モーツアルトの音楽が流れている食卓で朝食を食べ、夜はモーツアルトのピアノ曲を練習していました。

そんな母の影響で、僕も、モーツアルトを練習することになりました。

ですが、音楽も好みがあります。
全ての人が、モーツアルトが好きなわけではないのです。

当時の私は(今もですが)、

母に自分の趣味を押し付けられてる感がマックスで、正直辛い思い出しかないのです…

ピアノをやるなら、ショパンとかがやりたいよ!

という、私の要望は聞き入れてもらえませんでした。
楽しい思い出や嬉しい思い出と結びついていないので、聞いていてもあまり、リラックスしている…と言う感覚がないのです。

「いや、それはお前の場合だろう!」

という声も聞こえてきそうですが、音楽は感情に密接に関わってきます。
自分が好きじゃない音楽を聞き続けるのは苦痛なはずです。

興味のないジャンルの音楽なら最初から聴きませんよね?

ですので、モーツアルトを聴けば眠れるようになるという情報をそのまま自分に当てはめるのではなくて、

・自分が聴いていて、リラックスできる曲

・自分が聴いていて、ストレスが緩和される曲

とは、どのようなものなのかを、研究してみる必要があります。

曲を選ぶときの基準

それでは、どのような曲が自分に合っているのかを考えるときの基準をみていきましょう。

協和的ハーモニーが主であること

協和的とは、同時に音を出した時に、それらの音同士が調和がとれている状態をさします。
反対に、それらが調和がとれていない状態を、不協和音になります。

テンポが緩やかであること

速いテンポの曲は、人間を興奮させやすいです。
ポップスやロックって、楽しい雰囲気の曲は速いものが多いですよね。
日中に、ちょっと眠いから音楽聴いて気分転換したいっていう時は最適ですが、寝る前に聴いてしまうと逆に目が冴えてしまいます。
自分の気持ちを穏やかにしてくれるテンポを見つけていきましょう。

ビート感が少ない

打楽器が少ないという風にとらえていただければと思います。
ロックやパンクなどの曲は、ドラムの音が目立ちます。
あるいは、クラシックでも「近代」の曲は打楽器が多く使われています(マーラーとかです)。
打楽器やドラムが目立つ曲は、人を興奮させてしまいますので、注意が必要です。
打楽器などの衝撃音は最小限に留めている曲が、いいでしょう。

歌詞がない

ポップスやロックなどの曲には、必ず歌詞が付いていますね。
言語が付いてしまうと、人間の脳がその言語を理解しようとしてしまうため、いつまでもリラックスすることができません。
クラシックで歌詞がついているものは、オペラくらいかと思いますが、これにも注意しましょう。

以上の点から、僕がオススメする曲をあげていきましょう。

独断と偏見で推薦!リラックスできる音楽。

ドビュッシー:月の光

散々書いて恐縮ですが、やはりクラッシック音楽にもリラックス効果は期待できます。

その中でも、定番ですがドビュッシーはとても綺麗な曲が多いです。
単純に僕が好きということもありますが、「月の光」はオススメです。
フィギュアスケートの、浅田真央選手が、2008年の大会で使用していたり、色々なCMで使われていたりと、どこかでは耳にしたことがあるのではないでしょうか。

浅田選手が使用したものは、オーケストラに編曲されていますが、元々はピアノ曲です。
『ベルガマスク組曲』という曲の3番目の曲が、「月の光」です。
(他の曲も素敵ですので、是非聴いてみほしい!)

さて、ドビュッシーを得意とするピアニストは数多くいますが、僕のオススメするピアニストは

モニク・アース

です。
フランス人の女性ピアニストで、ドビュッシーの演奏で名声を得ています。
とても優しいタッチと、気取らないクールな解釈が素敵です。
ドビュッシーが好きで、ピアノをやっていた人間にとっては、ある意味教科書的なピアニストです。

AmazonでもCD買えます!

が!

ピアニストはモニク・アースだけではないので、YouTubeやAmazon musicなどで、まずは聴いてみてはどうでしょう?モニク・アースも聴くことができます!
最初にも書きましたが、気に入った音楽を聴くことが、一番いいですしリラックスできますから。

気に入ったら、CDやレコードにも手を出してみるといいのではないでしょうか。

おっと、今日もこんなに話し込んでしまいました。
それでは、今日はこの辺で!
おやすみなさい。