当記事では、条件分岐(if文)の記載方法と実際の利用方法について記載いたします。
条件分岐はあらかじめ条件式を指定しておき、条件に一致したら処理を実行する。場合に用いられます。
どのようなプログラムも単一の処理だけでは作成することができず、「こういう場合は、こういった処理を実行したい」という場面は出てきます。
条件分岐により、多くのバリエーションを備えたプログラムを実装することができるので、ぜひご参照ください。
条件分岐の基本を押させたい方、基本は理解した上で実践的にどのように利用されるか。をイメージをつかみたい方に最適です。
目次
条件分岐(IF文)とは?
【if】は、「もし〜ならば」という仮定法で使用される英単語です。
他のプログラミング言語(Javaなど)でも登場します。
英単語の意味の通り、もし、XXXならば〇〇する。という処理を記載する時に利用されます。
例えば、あなたが、ログイン画面を作成しているとしましょう。
ログイン画面を開くと、ヘッダー部分に、挨拶を表示したいとします。
そんな時、ちょっと気を利かせて、以下のような表示にしたい時、if文が活躍します。
###【条件①】06:00 ~ 12:00までにログイン画面を表示した場合###
おはようございます!今日もお仕事頑張りましょう!
###【条件②】12:01 ~ 18:00までにログイン画面を表示した場合###
おつかれさまです!午後はバッテリー切れにならないように休憩をしながら頑張ってくださいね!
###【条件③】18:01 ~ 05:59までにログイン画面を表示した場合###
遅くまでお疲れ様です。明日もあるので、無理せずに!
与えられた条件に対して、一致したばあい・一致しなかった場合の処理を記述しておくことで、処理を分けることができます。
言葉で説明しようと思うと難しいのですが、実際に動かしてみていきたいと思います。
IF文の書き方
###基本的な構文の書き方###
if 条件式 :
条件が一致した場合の処理
else :
条件が一致しなかった場合の処理
# coding: utf-8
import sqlite3
conn = sqlite3.connect('TEST_for.sqlite3')
cur = conn.cursor()
### for文で、DBの一覧を取得する ###
for shirts in cur.execute("select * from clothes"):
### 取得した値に対して、条件式を記述する ###
if shirts[2] >= 10000 : #10000円以上だったら、値上げできないことを教えてくれる。
print(shirts[1]+'は、これ以上値上げできません!')
else : #10000円以下だったら、値上げ余地ありを教えてくれる。
print(shirts[1]+'は、値上げの余地があります。')
print('現在価格は'+str(shirts[2])+'円です!')
conn.close()
実行結果は以下をご参照ください。
今回は、for文で取得した一覧に対して、条件式で一致した場合と不一致の場合の動作についてご確認ください!
【補足】真偽値について(True or False)
真偽値とは、記載した条件と値が一致しているかどうかを示すものです。
- 一致している場合 : True
- 一致していない場合: False
今回のシャツの値段については、以下のように判定されます。
ID | CLOTH | PRICE | 判定(RPICE >= 10000) |
---|---|---|---|
1 | White_shirt | 10000 | 10000円以上なのでTrue(値上げできない) |
2 | Red_shirt | 15000 | 10000円以上なのでTrue(値上げできない) |
3 | Blue_shirt | 8500 | 10000円以下なのでFalse(値上げできる) |
4 | Yellow_shirt | 20000 | 10000円以上なのでTrue(値上げできない) |
5 | Green_shirt | 5000 | 10000円以下なのでFalse(値上げできる) |
条件を追加したい場合
条件を追加したい場合は、「elif」によって、条件を加えていくことができます。
###複数条件を記載したい場合###
if 条件式1:
条件式1が True の時に行う処理
elif 条件式2:
条件式1が False で、かつ条件式2が True の時に行う処理
elif 条件式3:
条件式1,2がともに Falseで、かつ条件式3が True の時に行う処理
・・・
else:上の条件式がどれも False の時に行う処理
真偽値を利用して条件分岐をさせて処理を分けています。
条件①(15000円以上ならXX)
条件②(8500円以上なら〇〇)
条件③(それ以外なら▲▲)
EOF
条件分岐の記述方法と実際の利用例について記載いたしました。
条件分岐により、多彩な処理が実装することができるようになりますのでぜひご参照ください。
shirts[2]の点等、記載不足・説明不足の点もあったことご了承ください。
別途記事を作成いたします。
また!
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値段が10000円以上の場合と、10000円以下の場合とで、シャツを出力する方法を分岐させたサンプルコードです。