【Python】変数を定義する時、他の開発言語と違うこと・注意すること

目次

変数とは

データを一定期間保存しておき、必要な時に取り出せるようにしておく「箱」のような存在です。

禄太
計算結果などを一時的に保存して、必要な時に取り出して使う。などで利用されます。

たとえば、【円周率】は「3.14」で決まっていますよね?
プログラムの中に、円周率を何回も利用する場面があるとして、それを逐一記述する。というのは冗長です。

ですので、何度も利用するものは、変数を定義して、やさまざまなプログラムで共通で利用できるようにしておきます。

データ型とは

Pythonに限らず、プログラミング言語では様々な「値」を利用します。

文字列型や、数値型など、様々な種類のデータを利用することができます。

また、数値・文字列といった、データの種類のことを、データ型といいます

Pythonでは、以下のデータ型が利用可能です。

データ型内容
int整数1 , 100…
-1 , -100…
float少数3.14 , 29.5
str文字列‘禄太’ , “HelloWorld”
bool真偽True , False

他の言語(Java/VBA)の定義方法

禄太
JavaやVBAなど、他の言語では変数を利用する前に、「この変数には、このデータ型が入っています!」と記載する必要があります。
これを「宣言」と言いますが、一度宣言をすると、その変数には宣言した型しか代入することができなくなります。
#例えばVBAです。
#以下のように記載すると、「age」という変数の中には「Integer(整数型)」しか入らなくなります。

#変数「age」を整数型で宣言する
Dim age As Integer

#「age」には、整数しか代入できなくなる。
    age = 29
禄太
一見不便で面倒ですが、誤って違う型(文字列型など)を代入してしまい、計算ができない。などのミスを減らすことができます。

Pythonの宣言方法(データ型を宣言しなくてよい)

禄太
Pythonでは、どのような型でも変数に代入することができます。
JavaやVBAの例と違い、便利な反面、どのような型が入っているのか分かりにくい。
期待している型ではない値が入っている。などの予想外のことが起きたりします。

私も、よくわからなくなります、、、。

#例えば名前を代入
person = 'ろくた'

#名前をターミナルで実行
print(person)
############################
#実行結果
ろくた

#次に同じ変数名で、年齢を代入
person = 29

#次に同じ変数名で、ターミナルで実行
print(person)
############################
#実行結果
29
禄太
さらっと書きましたが、すでに値が代入されている変数に、別の値を代入した場合、値が上書きされます。
変数の上書きも大切なスキルなのですが、使用方法は注意する必要があるでしょう。

そうでないと、↑の例のようにせっかく名前を入れたのに、途中で年齢にすり替わってしまったりして思わぬ不具合が発生します。

データ型の確認方法

禄太

それじゃあ、どうやったらデータ型を調べられるんだ!

という声にお応えして(?)、Pythonでは以下のコードを実行することでデータ型を確認することができます。

person = 'ろくた'
print(type(person))

実行すると、<class ‘str’>と、表示され文字列型あることが表示されます・

ざっくりですが、変数について、Pythonで自分が気になったところは以上です!

ありがとうございました!

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禄太
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脱初学者!!Udemy講座で徹底的に基礎を学んだので各講座のレビュー

2023年11月25日